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第八章 お礼と感謝の言葉

第八章 お礼と感謝の言葉(1/3)

3月17日、佐野理事長から派遣会社とその社員に向けてお礼の文書が出された。
暖かい日和となり、新芽も出始めましたが、貴社益々ご繁栄のことと存じます。阪神災害派遣につきましては、ご多忙な所を会社の仕事を犠牲にして迄、神戸の水道施設の復旧にご尽力いただきましたことを厚く感謝致します。
  
 お蔭様で 2月24日に割り当てられた工区を無事故、無災害で完工されました。第1次から第4次まで延べ43名の配管工および技術者が作業に従事され、北九州の水道技術の高さを全国に知らしめたと思われます。ふりかえってみますと、現地に持ち込む機材、工具、継手類、その他を慎重に検討し作業に支障なき様にし、専門家の知恵を借り、準備万端整えたつもりですが、急場のことなので不足分もあったかと存じますが、派遣隊の臨機応変な処置で事無きを得ました。これも一重に、日頃の鍛練の成果と思われます。派遣隊の隊長には資材の調達、食事の準備等で相当苦労された事と察しられます。他社の社長、社員を采配することは大変難しいことであり、本当にご苦労様でした。

 復旧工期が短期間で終わったのも、隊長始め隊員のチームワークが抜群に良かったのと個人個人が作業内容を把握し、責任を持って作業をした結果だと思います。各人それぞれ会社は違いますが、同じ釜の飯を食べた仲間として友好を深めていただきたい。このような災害はあってはならない事ですが、恐らく一生に一度あるかないかの貴重な経験を生かしてくだされば幸いです。

  困難な作業を終えて、最大の報いはお金に替えられないものがあったと聞いています。水を出してあげた時、手を合わせて感謝されたこと、車に達筆な字で感謝の言葉が張られていたこと、同じ宿舎で寝泊りしている被災者の女子中学生や高校生から、手紙をもらった隊員がいましたが、感激の内容だったと察します。我々も感謝の言葉を忘れてはならないと思います。 
 神戸に行かれた皆様には、心よりお礼を申しあげます。
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