第五章 復旧隊、本格活動を展開(1/8)
厳しい水事情_トイレ
第1次復旧隊が、いよいよ現地調査に入った。
トイレを使おうと須佐野中学校に行くと避難所になっており、体育館はあふれんばかりに布団が敷いてある。さらに、体育館に入れない人が土間に段ボールで囲いを作って布団にくるまっていた。
教頭先生に聞くと水はすぐに出なくなるという。水圧が低いために受水槽の水が、たちまち足りなくなるらしい。
『トイレは水が出ません、出したものは各自で取って捨ててください』と書いた紙が貼ってあった。
調べると水圧は1㎏/㎠以下の低水圧。この地域の給水ブロックは漏水が多いためにバルブが閉められていると予想された。
トイレを使おうと須佐野中学校に行くと避難所になっており、体育館はあふれんばかりに布団が敷いてある。さらに、体育館に入れない人が土間に段ボールで囲いを作って布団にくるまっていた。
教頭先生に聞くと水はすぐに出なくなるという。水圧が低いために受水槽の水が、たちまち足りなくなるらしい。
『トイレは水が出ません、出したものは各自で取って捨ててください』と書いた紙が貼ってあった。
調べると水圧は1㎏/㎠以下の低水圧。この地域の給水ブロックは漏水が多いためにバルブが閉められていると予想された。
水が出ているところもあった。道路で漏水修理工事をしていると近くの住民から「水道が漏れているので修理してほしい」と真剣に頼まれた。しかし、修理したいがそんな時間はない。止水栓を止めてとりあえず漏水だけは止めた。このような邸内漏水修理は、神戸市と専従契約をした神戸市内外の指定工事店の仕事である。私たちは公道の漏水個所を修理して、一刻も早く全市に水が行きわたるように努めるのが任務である。
家庭内の漏水は水道局に頼むように説明をし、分ってもらうのに苦労する。ただ、水量がメーターにかからない共用栓を非常用に「一栓・一蛇口」だけ設置する工事は、神戸市から委託されており、各地でこれ実施をして喜ばれ、感謝された。
家庭内の漏水は水道局に頼むように説明をし、分ってもらうのに苦労する。ただ、水量がメーターにかからない共用栓を非常用に「一栓・一蛇口」だけ設置する工事は、神戸市から委託されており、各地でこれ実施をして喜ばれ、感謝された。